前回大会(WBC2023)の決勝戦。
当時ロサンゼルス・エンゼルス所属の大谷翔平は、試合を締めるクローザーとして登板を果たし、アメリカ代表キャプテンにして同僚のマイク・トラウトと、最後のアウトをかけて激突しました。
気迫溢れる大谷の投球と、それに応えるかのようなトラウトのフルスイング。
世紀の対決の結果は、ご存知の通り大谷の勝利です。
WBC2026においても、注目されるのは投手大谷とアメリカ代表の再戦。
本記事では、そんな大谷が登板する可能性について、大会ルールにも触れつつ解説します。
あの日、世界を沸かせた名場面は、果たして更新されるのでしょうか。
【WBC】大谷翔平の投手登板
先発投手が降板後も野手として残り続ける「大谷ルール」は前回大会から引き継がれており、”二刀流出場”を阻む要素はありません。
しかし、結論を述べると、大谷翔平投手が登板する可能性は限りなく低いとされています。
大谷が所属する「ロサンゼルス・ドジャース」は、ロバーツ監督や球団GMが直々に「二刀流出場はない」と明言しており、大谷自身も「打者専念」を公言。
ルール上は問題ないものの、チームの方針によって投手登板が回避される可能性が高い状況となっています。
ドジャース側の事情
数字にも大きく影響する都合上、ロサンゼルス・ドジャースを含む大谷サイドには、「何とか投手登板を!」との声が相次いでいるとか。
WBCでの投手登板が話題を呼べば、MLB(メジャー)への顧客流入もさらに増加し、ビジネス上は悪くないようにも思えます。
しかしながら、大谷は2023年に肘を手術しており、翌2024年は投手登板ゼロ。2025年には復帰こそ果たしたものの、球数制限がかけられた上での登板が多く、リハビリとしての側面が強い状態でした。
上述の「ビジネス」の観点においては、”大谷が再び怪我を負い、シーズンを棒に振ってしまう可能性”こそ、最も避けなければならない事態です。
いかにスポンサー筋から要請があろうと、ドジャースとしては首を縦に振ることはできません。
登板可能性はゼロではない
WBC2026に臨む日本代表「侍ジャパン」を支える複数のスポンサーからは、大谷の登板を強く臨む声が複数上がっているとされています。
今回、”キャプテン・アメリカ”として米代表選手を率いるのは、大谷をも凌ぐ”現役最強打者”アーロン・ジャッジ。
仮に決勝の舞台で「大谷vsジャッジ」が実現するとなれば、その話題性は昨年をも凌ぐことでしょう。
だからこそ、スポンサーサイドは「1試合のみ」かつ「20球限定」などの条件を付けた上で、大谷登板の可能性を模索しているようです。
MLB選手対象の特殊ルール
WBCは、MLB傘下の組織が運営しており、下部組織(マイナーなど)を含むMLBに所属する野手には、後述のルールが適用されます。
それは、「WBC連盟チームに事前に許可した場合を除き、投球は認められない」というもの。
今回、大谷はDH(指名打者)として登録されており、つまりは上記が適用される選手です。
つまり、本記事にて記載したような条件がパスできたとしても、大会運営側からの許可を得ない限り、投手としての登板は不可となります。
【WBC】大谷翔平は投げるのか
WBC2023で伝説的な名シーンとなった、大谷翔平の登板。
最終盤のマイク・トラウトとの対戦は、まさに「物語」そのものでした。
そして2025年のMLBレギュラーシーズンでは、ロサンゼルス・ドジャースvsロサンゼルス・エンゼルスのマッチアップで、大谷翔平vsマイク・トラウトの再戦が実現。
「『物語』の続き」として、当時は大きな話題を呼びました。
WBC2026の初陣では、世界ランク2位の競合・台湾を相手に満塁ホームランを決めるなど、とにかく話題に事欠かない男・大谷翔平。
前回大会のハイライトをなぞるかのように、決勝のマウンドに上がる姿が見たいものですね。
